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2017-05

『血の極点』(ジェイムズ・トンプソン』 - 2016.04.24 Sun

血の極点 (集英社文庫)

「いいだろう」俺は言った。「教えてくれ」
「一日で全員殺します」
あまりにもミロらしい考えだったので、思わず笑ってしまいそうになった。

『血の極点』(ジェイムズ・トンプソン) pp.226

フィンランド警察特殊部隊を率いるカリ・ヴァーラ警部の家の窓に、脅迫文つきの煉瓦が投げ込まれた。誰かが命を狙っているのだ。そんな折、エストニア人の女性から、売春組織にさらわれた娘の捜索を頼まれる。カリは大富豪たちによる地下取引の現場に潜入するが…。闇組織と脅迫者から、少女と家族を守れるのか?彼がした最後の決断とは?作者急逝による、フィンランド警察ノワールシリーズ最終巻。

評価:★★★☆☆



『白の迷路』(ジェイムズ・トンプソン) - 2015.01.10 Sat

白の迷路 (集英社文庫)

つまり俺は、一月二十六日に、ケイトに、もっと役に立つ――規則を曲げて犯罪と戦い、ほんとうに人を助ける力をもった――警官になってもいいかと訊いたあの日から、きょう五月二日までのあいだに、清廉潔白の士とは言わないまでも、自分の職業を統べる規則をおおむね遵守する警官から、おのれの目的のためにはなんのためらいもなく法律を破り、どんなことでもやる男へと変化した。ほぼ別人だ。
『白の迷路』(ジェイムズ・トンプソン) pp.242

フィンランド国家捜査局で特殊部隊を指揮するカリ・ヴァーラ警部は、術後の後遺症にもめげず超法規的に麻薬を取締まる日々を送っていた。ある日、移民擁護派の政治家が殺害され、頭部が移民組織に届く事件が起こる。それを契機に報復殺人が続発。不穏な空気が急速にフィンランドを襲う。そんな中、謎の男がカリの前に現れた。果たして彼は敵か、それとも…?北欧社会の闇を描く、極寒ミステリ第3弾!

評価:★★☆☆☆



『凍氷」(ジェイムズ・トンプソン) - 2014.12.31 Wed

凍氷 (集英社文庫)

わが故郷、フィンランド。地獄の底に当たる第九の圏谷。悪魔(ルシファー)の涙はその翼の羽ばたきで氷に変わり、血と罪の凍てつく湖となる。俺は足を引きずって中に戻った。この寒さでは悪い膝がこわばり、左足は引きずる重荷でしかない。
『凍氷』(ジェイムズ・トンプソン) pp.7

フィンランドはユダヤ人虐殺に加担したか―歴史の極秘調査ともみ消しの指令を受けたカリ・ヴァーラ警部。ヘルシンキで起きたロシア人富豪妻の拷問死事件の捜査においても警察上層部から圧力がかかる。さらにカリを襲うのは原因不明の頭痛。妻のケイトは彼を心配するが、臨月を迎えた妻をこれ以上不安にさせることはできない…。激痛に耐えながら挑んだその結末とは?好評極寒ミステリ第2弾!

評価:★★★★☆

『このミステリーがすごい! 2015年版』  12位



『極夜 カーモス』(ジェイムズ・トンプソン) - 2014.01.25 Sat

極夜 カーモス (集英社文庫)

きょうは十二月十六日、午後二時半だ。クリスマスまで日の光は見えないし、出たとしてもほんの束の間にすぎない。これがこのあたりの冬だ。凍てつくような終わりなき夜に人々は鬱々と大酒をあおる。
『極夜 カーモス』(ジェイムズ・トンプソン

フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。被害者はソマリア移民の映画女優で、遺体には人種差別を思わせる言葉が刻まれていた。容疑者として浮上したのは、捜査の指揮をとるカリ・ヴァーラ警部から妻を奪った男。捜査に私情を挟んでいると周囲に揶揄されながらも真相を追うカリだったが、やがて第二、第三の殺人が起きてしまう。暗闇と極寒の地を舞台に描く、フィンランド発ノワール・ミステリー。エドガー賞、アンソニー賞、ストランド・マガジン批評家賞ノミネート作。

評価:★★★☆☆



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30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

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