topimage

2017-11

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『占領都市 TOKYOT YEAR ZEROⅡ』(デイヴィット・ピース) - 2012.11.11 Sun

占領都市 TOKYO YEAR ZERO II

「怪談を始めよう……」
『占領都市 TOKYO YEAR ZEROⅡ』(デイヴィット・ピース) pp.15

1948年1月26日。雪の残る寒い午後。帝国銀行椎名町支店に白衣の男が現われた。男が言葉巧みに行員たちに飲ませたのは猛毒の青酸化合物。12人が死亡、四人が生き残り、銀行からは小切手と現金が消えた。悪名高い“帝銀事件”である。苦悶する犠牲者たちのうめき、犯人の残した唯一の物証を追う刑事のあえぎ、生き残った若い娘の苦悩、毒殺犯と旧陸軍のつながりを知った刑事の絶望、禁じられた研究を行なっていた陸軍七三一部隊の深層を暴こうとするアメリカとソヴィエトそれぞれの調査官を見舞う恐怖、大陸で培養した忌まわしい記憶と狂気を抱えた殺人者。史上最悪の大量殺人事件をめぐる12の語りと12の物語―暗黒小説の鬼才が芥川龍之介の「薮の中」にオマージュを捧げ、己の文学的記憶を総動員して紡ぎ出す、毒と陰謀の黒いタペストリー。

評価:★★★☆☆


スポンサーサイト

『TOKYO YEAR ZERO』(デイヴィッド・ピース) - 2007.12.26 Wed

TOKYO YEAR ZERO

また吐いた。灰色の胆汁。これで四回、愛宕署の便所で吐いた。黒い胆汁、茶色の胆汁、黄色い胆汁、灰色の胆汁。これで四回鏡を見た。鏡の中を四回覗き込み――
『TOKYO YEAR ZERO』(デイヴィット・ピース) pp.97

しかし浅草には空気がなかった。北を向くと左手はマーケット、隅田川の対岸、右手は廃墟だった。空気がない。同じ焼け野原、黒焦げのコンクリートと黄色の雑草が生えている場所以外には何もない。空気がない。この場所は死そのもの、常に死そのものだ。前に死があり、後ろに死がある――
『TOKYO YEAR ZERO』(デイヴィット・ピース) pp.258-259

1945年8月15日、東京、品川の軍需工場で女性の腐乱死体が発見された。そして1年後に発見される第二、第三の死体……。敗戦を機に解き放たれた殺人鬼。そいつは何者なのか? それを追う警察もまた、その内部に大いなる秘密を隠していた。
実在の連続殺人鬼・小平義雄の事件をモチーフに現代イギリス文学の旗手デイヴィッド・ピースが描く日本の「占領」とその闇。
戦慄の超大作<東京三部作>開幕!

評価:★★★★☆


NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Cozy

Author:Cozy
30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

海外ミステリが好きです。
読むペースに波がありますが、よろしくお願いします。

最近の記事+コメント

タグクラウド

SF

現在、読書中

Cozyの今読んでる本

Lc.ツリーカテゴリー

Script by Lc-Factory
(詳細:Lc-Factory/雑記)

アーカイブリスト

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

画像表示

ブログ内検索

RSSフィード

FC2カウンター

ランキング

FC2Blog Ranking

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。