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2017-06

『ウィチャリー家の女』(ロス・マクドナルド) - 2015.07.20 Mon

ウィチャリー家の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-1)

「わたしの魂に神のお慈悲がありますように」
 わたしの魂にも、とわたしは思った。

『ウィチャリー家の女』(ロス・マクドナルド) pp.513

女の名前はフィービ・ウィチャリー、年齢は21才。彼女は霧深い11月の早朝、サンフランシスコの波止場から姿を消した。それから三ヶ月 、フィービの行方はようとして知れなかった。そして今、私立探偵リュウ・アーチャーは父親のホーマー・ウィチャリーから娘の調査を依頼されたのだ。フィービの失踪は彼女の家庭の事情を考えれば、当然のことかもしれないのだ。だがどうしたわけか、アーチャーの心にはフィービの美しく暗い影が重くのしかかっていた・・・・・。アメリカの家庭の悲劇を描く、ハードボイルド派の巨匠の最高傑作!

評価:★★★☆☆

東西ミステリーベスト100 2012年版』 57位



『死角 オーバールック』(マイクル・コナリー) - 2011.11.26 Sat

死角 オーバールック (講談社文庫)

「確実なのは、セシウムの半減期が三十年ということだ。一般的に、安全な境界は十半減期だと考えられている」
『死角 オーバールック』(マイクル・コナリー) pp.89

深夜、ロスの展望台で発見された男の射殺体。後頭部に二発。怨恨か処刑か――。殺人事件特捜班での初仕事に意気込むボッシュだが、テロリストが関与している可能性が浮上。FBIの捜査介入に阻まれながらも、ボッシュはひたすら犯人を追う。十二時間の緊迫の捜査を描く、スピード感溢れる傑作サスペンス。

評価:★★☆☆☆


『さらば甘き口づけ』(ジェイムズ・クライムリー) - 2010.06.27 Sun

さらば甘き口づけ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「ファイアボール!」
……中略……
ぐっすり眠っていたファイアボールがぱっと目を覚まし、一条の太い灰色の光線のごとくに一跳びでカウンターを飛び越えた。

『さらば甘き口づけ』(ジェイムズ・クライムリー) pp.28

酔いどれの私立探偵スルーはカリフォルニア州の酒場で、捜索を依頼されたアル中作家トラハーンを見つけた。が、トラハーンは怪我のため入院することになった。足止めをくったスルーは、そこで、酒場のマダムからの別の依頼を引き受けた。依頼は、10年前に姿を消したきり行方の知れない娘を捜してほしいというものだった。病院を抜け出してきたトラハーンとともに娘の足跡をたどり始めたスルーの前に、やがて、女優志望だった娘の10年間の哀しい軌跡が浮かびあがってきた…。さまざまな傷を負った心を詩情豊かに描く現代ハードボイルドの傑作。

評価:★★☆☆☆


『マルタの鷹』(ダジール・ハメット) - 2010.03.23 Tue

マルタの鷹 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

サミュエル・スペードの角張った長い顎の先端はと尖ったV字をつくっている。口元のVは形が変わりやすく、反りかえった鼻孔が鼻の頭に作る、もう一つの小さなv。
『マルタの鷹』(ダジール・ハメット) pp.13

ワンダリーと名乗る女が、サム・スペードの事務所を訪ねてきた。妹の駆け落ち相手サーズビーを尾行して、妹の居所をつきとめてほしいという。だが、依頼人の謎めいた美しさと法外の報酬につられてその仕事をかってでたスペードの相棒は何者かに撃たれ、その直後サーズビーも射殺された。サーズビー殺しの嫌疑をかけられたスペードに、ミス・ワンダリーは、わけも言わずただ助けてほしいと哀願するのだが…。黄金の鷹像をめぐる金と欲の争いに巻き込まれたスペードの非情な行動を描く、ハードボイルド探偵小説の始祖の不朽の名作、新訳決定版。

評価:★★★☆☆

東西ミステリーベスト100 2012年版』 36位
『CWAが選んだミステリベスト100』 第10位                  



『セント・メリーのリボン』(稲見一良) - 2008.04.07 Mon

セント・メリーのリボン (光文社文庫)

「山のフィリップ・マーロウね」
『セント・メリーのリボン』(稲見 一良) pp.195

失踪した猟犬捜しを生業とするアウトロー探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方をつきとめる仕事が舞いこんだ。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが、やがて…(表題作)。限りなく優しい誇り高い男たちの人間模様を、無駄のない文体とハードボイルド・タッチで描いた、感動を呼ぶ珠玉の作品集。

評価:★★★☆☆

『このミステリーがすごい!! 1994年版』  3位



『暗く聖なる夜』(マイクル・コナリー) - 2005.12.10 Sat

暗く聖なる夜(上) (講談社文庫)暗く聖なる夜(下) (講談社文庫)

「青い空が見える
白い雲も見える
明るく、清らかな昼
暗く、聖なる夜
そしてわたしは、ひとりでこう思うのだ
なんと素晴らしい世界だろう、と」


ハリウッド署の刑事を退職し、私立探偵となったボッシュには、どうしても心残りな未解決事件があった。ある若い女性の殺人と、その捜査中目の前で映画のロケ現場から奪われた200万ドル強盗。独自に捜査することを決心した途端にかかる大きな圧力、妨害…事件の裏にはいったい何が隠されているのか。

評価:★★★☆☆

 『IN-POCKET 05' 翻訳文庫ミステリ』 第1位
 『このミステリーがすごい! 2006年版』 第2位


『紐と十字架』(イラン・ランキン) - 2005.04.27 Wed

4151755012紐と十字架
イアン ランキン Ian Rankin 延原 泰子

早川書房 2005-04-08
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罪のない者が突然、死ぬとき、神は嘲笑う。
心悪しき者に神はこの世を与えた。
神は全ての裁判官の目を曇らせた。
それが神の業ではないなら、誰がそうしたのか。

笑いを浮かべて、苦しみを忘れようとしても
あらゆる苦しみが戻ってきて私を悩ませる。
神は私に罪があると思っておられる。
わたしに非があるとされているなら、どうして気にかけるのか?
どんな石鹸で洗ってもわたしの罪は消えない。

『紐と十字架』(イアン・ランキン) pp.187より ヨブ記の引用から

現代英国ミステリの最高峰、リーバス警部シリーズ第1作。心に哀しみを棲まわせた刑事は犯人を追う。独り殺された少女のために・・・。

評価:★★★☆☆


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Author:Cozy
30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

海外ミステリが好きです。
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