『探偵術マニュアル』(ジェデダイア・ベリー) - 2011.11.27 Sun

「つまらん言い訳はしなくていい。探偵が少しばかり自分の秘密を持つことはいいことだ。『マニュアル』の百三十五ページにそう書いてある」 『探偵術マニュアル』(ジェデダイア・ベリー) pp.17 |
雨が降り続ける名もない都市の“探偵社”に勤める記録員アンウィンは、ある朝急に探偵への昇格を命じられた。抗議のため上司の部屋を訪れるも、そこで彼の死体を発見してしまい、否応なく探偵として捜査を開始するはめに。だが時を同じくして都市随一の探偵が失踪、謎の女が依頼に訪れ…アンウィンは奇々怪々な事件の迷宮へと足を踏み入れる。ハメット賞受賞の驚異のデビュー作。 |
評価:★★★★☆