topimage

2017-06

『毒蛇の園』(ジャック・カーリイ) - 2009.08.16 Sun

毒蛇の園 (文春文庫)

「もうじき退職なのに、どうやらやっと頭がまわりはじめたらしいぞ、ハリー。やれやれ、次に頭を使うのは墓碑銘の文案なのに?」
『毒蛇の園』(ジャック・カーリイ) pp.439

惨殺された女性記者。酒場で殺された医師。刑務所で毒殺された受刑者。刑事カーソンの前に積み重なる死―それらをつなぐ壮大・緻密な犯罪計画とは?緊迫のサイコサスペンスと精密な本格ミステリを融合させる現在もっとも注目すべきミステリ作家カーリイの最新傑作。

評価:★★★★★


『ふちなしのかがみ』(辻村深月) - 2009.07.04 Sat

ふちなしのかがみ

『いくら目に見えても、触れるようになっても、そんなの所詮ただの抜け殻だ。――中身の入ってる奴らと、もっとちゃんと付き合わなきゃダメだ』
『八月の天変地異 ふちなしのかがみ収録』(辻村深月) pp.273

冬也に一目惚れした加奈子は、恋の行方を知りたくて禁断の占いに手を出してしまう。鏡の前に蝋燭を並べ、向こうを見やると……。子どもの頃、誰もが覗き込んだ異界への扉を、青春ミステリの旗手が鮮やかに描きだす!

評価:★★★★★


『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎) - 2008.12.19 Fri

ゴールデンスランバー


「気にはしてるけど、あれだよ、児島さん、人間の最大の武器は、信頼なんだ」
『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)pp.442

仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。
評価:★★★★★

『このミステリーがすごい!! 2009年版』  1位



『深海のYrr』(フランク・ツェッツィング) - 2008.08.16 Sat

深海のYrr 〈上〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)深海のYrr 〈中〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-2)深海のYrr 〈下〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-3)

シュールな光景だった。赤いボートのすぐ上に、巨大なザトウクジラの体がまっすぐ空に向かってそそり立っていたのだ。重力を忘れてしまう、壮大な記念碑のような姿。口で雲をつかもうとするかのように上昇を続ける。
『深海のYrr(上)』(フランク・ツェッツィング) pp.242

ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイドレートの層を掘り続けていることが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で猛毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海に何が起きたのか?

評価:★★★★★

『ミステリが読みたい!2009』第5位
『週刊文春ミステリーベスト10 2008』第9位


『風の影』(カルロス・ルイス・サフォン) - 2007.06.03 Sun

風の影 (上) (集英社文庫)風の影 (下) (集英社文庫)

本を読むものにとって、生まれてはじめてほんとうに心にとどいた本ほど、深い痕跡を残すものはない。はじめて心にうかんだあの映像、忘れた過去においてきたと思っていたあの言葉の余韻は、永遠にぼくらのうちに生き、心の奥深くに「城」を彫りきざむ。
『風の影(下)』(カルロス・ルイス・サフォン) pp.20

1945年のバルセロナ。霧深い夏の朝、ダニエル少年は父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出遭った『風の影』に深く感動する。謎の作家フリアン・カラックスの隠された過去の探求は、内戦に傷ついた都市の記憶を甦らせるとともに、愛と憎悪に満ちた物語の中で少年の精神を成長させる…。17言語、37カ国で翻訳出版され、世界中の読者から熱い支持を得ている本格的歴史、恋愛、冒険ミステリー。

評価:★★★★★


『スワンソング』(ロバート・R・マキャモン) - 2006.11.26 Sun

スワンソング

「ニューヨークはやられた……破壊され……ミサイルは東海岸から飛来しており……ワシントンを直撃……ボストンも……ここから炎が見える……」
『スワン・ソング』(ロバート・R・マキャモン)pp.109

ブラム・ストーカー賞最優秀長篇小説賞、日本冒険小説協会大賞受賞。“輪(リング)”の浮かぶ掲示に導かれるシスター達、ロシアの来襲を妄想し狂気の軍隊を進軍させるマクリン大佐とローランド、復興に向かう人々の心を再び荒廃と狂気に引き戻さんと暗躍する「深紅の目の男」、あらゆる者たちの運命の糸が、次第にスワンのもとに集められていく…果たして世界の行方はいかに。ホラーの枠を超えたマキャモンの現代の聖杯伝説はここに円を閉じる。

評価:★★★★★



『輝く断片』(シオドア・スタージョン) - 2006.01.03 Tue

輝く断片 (奇想コレクション)

読者はページをめくるたびに激しく心を揺さぶられる。“ミステリ作家シオドア・スタージョン”の特異すぎる才能に度肝を抜かれるはずだ。――大森望(解説より)
『輝く断片』(シオドア・スタージョン) 帯より

雨降る夜に瀕死の女をひろった男。友達もいない孤独な男は決意する。「いままで書いた中でも最も力強い作品」と著者自ら語る表題作をはじめ、切ない感動に満ちた名作8編を収録した、再評価著しいスタージョン、異色ミステリ傑作選。

『取り替え子』
『ミドリザルとの情事』
『旅する巌』
『君微笑めば』 
『ニュースの時間です』
『マエストロを殺せ』
『ルウェリンの犯罪』
『輝く断片』

評価:★★★★★

『犬は勘定に入れません』(コニー・ウィリス) - 2005.02.17 Thu

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

謎の花瓶を求めて、21世紀と19世紀のあいだを行ったり来たり、タイムトラベルで歴史を縦横に駆けめぐる史学生ネッドとヴェリティの活躍をユーモアたっぷりに描く冒険譚。ヒューゴー賞・ローカス賞等受賞作。


評価:★★★★★

『このミステリーがすごい! 2005年』第9位


NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Cozy

Author:Cozy
30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

海外ミステリが好きです。
読むペースに波がありますが、よろしくお願いします。

最近の記事+コメント

タグクラウド

SF

現在、読書中

Cozyの今読んでる本

Lc.ツリーカテゴリー

Script by Lc-Factory
(詳細:Lc-Factory/雑記)

アーカイブリスト

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

画像表示

ブログ内検索

RSSフィード

FC2カウンター

ランキング

FC2Blog Ranking