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2017-05

『PK』(伊坂幸太郎) - 2015.10.10 Sat

PK (講談社文庫)

「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する」
『PK』(伊坂幸太郎) pp.85

彼は信じている。時を超えて、勇気は伝染する、と――人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。

評価:★★☆☆☆



[タグ] 伊坂幸太郎

『陽気なギャングの日常と襲撃』(伊坂幸太郎) - 2009.09.17 Thu

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)


手品の種を知って、ショウを楽しめるか?
『陽気なギャングの日常と襲撃』(伊坂幸太郎) pp.???

<伊坂幸太郎ブームは彼らが作った――史上最強の天才強盗 あの4人組が帰って来た! 4つの奇妙な事件と銀行襲撃の裏に…… 文庫化記念ボーナス短編付き!>
嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、正確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリは殴打される中年男に遭遇――天才強盗四人組が巻き込まれた四つの奇妙な事件。しかも、華麗な銀行襲撃の裏に「社長令嬢誘拐」がなぜか連鎖する。知的で小粋で贅沢な軽快サスペンス! 文庫化記念ボーナス短編付き!

評価:★★☆☆☆



『陽気なギャングが地球を回す』(伊坂幸太郎) - 2009.01.31 Sat

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)


「成瀬さん、警官の制服を着た人は、警察官に決まってるよ」
(略)
「サンタクロースの格好をした男の大半は、サンタクロースじゃない」

『陽気なギャングが地球を回す』(伊坂幸太郎)pp.8

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。

評価:★★★☆☆

『このミステリーがすごい!! 2004年版』  6位



『魔王』(伊坂幸太郎) - 2009.01.29 Thu

魔王 (講談社文庫)


「生きてると、こういうこともありますよね」
『魔王』(伊坂幸太郎)pp.191

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。

評価:★★☆☆☆



『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎) - 2008.12.19 Fri

ゴールデンスランバー


「気にはしてるけど、あれだよ、児島さん、人間の最大の武器は、信頼なんだ」
『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)pp.442

仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。
評価:★★★★★

『このミステリーがすごい!! 2009年版』  1位



『死神の精度』 - 2008.03.04 Tue

死神の精度 (文春文庫 (い70-1))死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎

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そう言えば、くだんの床屋の主人は、「死ぬのが怖い」と洩らしたこともあった。私はそれに対して、「生まれてくる前のことを覚えてるのか?」と質問をした。「生まれてくる前、怖かったか? 痛かったか?」
「いや」
「死ぬというのはそういうことだろ。生まれる前の状態に戻るだけだ。怖くないし、痛くもない」


『死神の精度』(伊坂 幸太郎) pp.10

<あらすじ>
【日本推理作家協会賞短編部門(第57回)】「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール讀物』等掲載を単行本化。

評価:★★★☆☆



『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎) - 2005.05.11 Wed

4101250219オーデュボンの祈り
伊坂 幸太郎

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「生まれてきた時から股関節をやられちまっているらしいんだ。不恰好な歩き方だろ」
「好きでそうなったわけじゃないだろ」
「好きで貧乏人に生まれてくるやつはいないし、好きで醜男に生まれてくるやつもいない。ハンディキャップは不平等に背負わされる」
(中略)
「かりに神様がやって来てだ、生涯でただ一つだけ願いをかなえてやるといったら、あいつが何を頼むか分かるか? 俺にはわかるよ。あの田中という男は『まともに歩けるようにして下さい。一度でいいから、他の人と同じようにまっすぐに歩きたいんです』と言うだろうな。まず間違いない」
「たぶん、そうだろうね」ひどい言い方をするなよ、となじる準備をしていたが、そこで日比野がこう言った。
「それを俺はもうかなえているんだぜ」
「え?」
「俺は普通に歩けている。あの男が、奇跡でも起きないかと祈っている願いが、俺にはすでにかなっている。どうだ、俺は十分マシじゃないか。そう思わないか?」

『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎) pp.95~pp.96

「あの木を見ろよ」日比野の言葉で、僕の想像が止まった。
 彼の指差す方向に目をやると、そこには猫がいた。二十メートルくらい離れている木の下に、薄い三色のけに覆われた猫が座っていた。
「あいつが、欅の木に登っていると雨だ。ツバメが低空を飛んだりするのと同じだ」
「それなんだけれど」とそっと喋り出す。
「何だ?」
「猫が木に登るなんて、本当なのかな? しかもそれが天気を当てるなんて」僕は遠慮がちながらも、疑問を口にしてみる。
「信じてないのかよ?」
「だって、木に登ると言っても」
「登るさ、勢いをつけて、幹を蹴って、そうして枝に飛び乗るんだ。それから次々に飛び移って、上に上がる」
「そうかな」と僕は言いかけて、途中で口をつぐんだ。自分たちの会話が、猫に聞かれていたのかと思った。猫が、まさに目の前で、飛び上がったのだ。今、日比野が言ったばかりの手順で、裸の欅の木に、軽々と登っていった。

『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎) pp.289~pp.290

警察から逃げる途中で気を失った伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。翌日、島の預言者・喋るカカシが死体となって発見される。未来を見通せるはずのカカシが、なぜ自分の死を阻止できなかったのか?

評価:★★★★☆


『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎) - 2005.05.11 Wed

4101250227ラッシュライフ
伊坂 幸太郎

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歩き出したバラバラ死体、解体された神様、鉢合わせの泥棒-。無関係に思えた五つの物語が、最後の最後で一つの騙し絵に収録する。これぞミステリー!

評価:★★★☆☆


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Author:Cozy
30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

海外ミステリが好きです。
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