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2017-09

『だれがコマドリを殺したのか?』(イーデン・フィルポッツ) - 2015.05.06 Wed

だれがコマドリを殺したのか? (創元推理文庫)

大犯罪者は運命の定めるまま、あらゆる試練を軽々と乗り越えて、あらゆる危険を回避しているかに見える。だがそんな姿が神の目にあまるのか、最後にはそれまでの信じがたい幸運の及ばぬ、外海の荒波が押しよせる堡礁に抛りだされるものだと。
『だれがコマドリを殺したのか?』(イーデン・フィルポッツ) pp.341

医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。ノートンは、踏みだしかけていた成功への道から外れることを決意し、燃えあがる恋の炎に身を投じる。それが数奇な物語の始まりとは知るよしもなく。『赤毛のレドメイン家』と並び、著者の代表作と称されるも、長らく入手困難だった傑作が新訳でよみがえる!

評価:★★★★☆



『ローマ帽子の秘密』(エラリー・クイーン) - 2013.10.10 Thu

ローマ帽子の秘密 (角川文庫)

「正直に言うと」エラリー・クイーンは休みなく視線を動かしながら言った。「こっちはお愛想を返す記になれないね。愛書家の至上の楽園から急に引きずり出されたんだから」
『ローマ帽子の秘密』(エラリー・クイーン) pp.44

ブロードウェイのローマ劇場で異常事態が発生。劇の進行中に、ほぼ満席状態の観客席から男の毒殺死体が発見されたのだ。騒然とする劇場に颯爽と現れたのは市警きっての名捜査官リチャード・クイーン警視。そしてその息子で、推理作家にして天才探偵のエラリー・クイーン。劇場から忽然と消え失せた被害者のシルクハットの謎を追う!ミステリ史に残る大傑作“国名シリーズ”が、新しいエラリー像と決定的訳出で華麗に開幕。

評価:★★☆☆☆



『赤毛のレドメイン家』(イーデン・フィルポッツ) - 2013.05.19 Sun

赤毛のレドメイン家 (創元推理文庫 111-1)

悪人はその悪行に傷をつけ、善人はその純白な経歴に泥を塗る。
『赤毛のレドメイン家』(イーデン・フィルポッツ)pp.391

一年以上の月日を費やしてイタリアのコモ湖畔におこる三重四重の奇怪なる殺人事件が犯人の脳髄に描かれた精密なる「犯罪設計図」にもとづいて、一分一厘の狂いもなく着実冷静に執行されてゆく。三段構えの逆転と、息もつかせぬ文章の味は、万華鏡の如くけんらんとして、緻密であり、サスペンスに富み、重厚無類のこくがある傑作中の傑作。

評価:★★★☆☆

東西ミステリーベスト100 2012年版』 48位



『パニック・パーティ』(アントニイ・バークリー) - 2010.12.26 Sun

パニック・パーティ (ヴィンテージ・ミステリ)

「これ以上馬鹿馬鹿しい組合せは思いつかないくらい。二人で何時間もかけて考えたんだもの」
『パニック・パーティ』(アントニイ・バークリー) pp.15

クルーザーの故障から無人島に取り残されたのは、ロジャー・シェリンガム含む15人の男女。しかしどこか仕組まれたようであった。あんのじょう、クルーザーのオーナー、「素敵な船旅」のホスト役が全員を集めて言った。 「この中に、殺人者がいる」 そこへある人物の死が重なり、ひとびとは次第に疑心暗鬼におちいっていく。警察も来ないこの閉鎖情況で、シェリンガムはいかなる裁断を下すのか。 人気シリーズ最後の長編!

評価:★★★☆☆


【再読】『ジャンピング・ジェニイ』(アントニイ・バークリー) - 2010.08.08 Sun

ジャンピング・ジェニイ (創元推理文庫)

「しかし、くそっ、あれは殺されて当然の女だぞ。殺人者をかばうのが許されない行為なのは、理屈の上ではわかってるさ。だがこの事件は例外だ。誰であれ、こんな善行を施した人物は守られてしかるべきだ。きみだって同じことをしただろう」
『ジャンピング・ジェニイ』(アントニイ・バークリー) pp.159

屋上の絞首台に吊された藁製の縛り首の女―小説家ストラットン主催の“殺人者と犠牲者”パーティの悪趣味な余興だ。ロジャー・シェリンガムは、有名な殺人者に仮装した招待客のなかの嫌われもの、主催者の義妹イーナに注目する。そして宴が終わる頃、絞首台には人形の代わりに、本物の死体が吊されていた。探偵小説黄金期の雄・バークリーが才を遺憾なく発揮した出色の傑作。

評価:★★★★☆


『ベヴァリー・クラブ』(ピーター・アントニイ) - 2010.03.25 Thu

ベヴァリー・クラブ(ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

「はっきり言えば、こうしたものは犯罪小説や探偵小説の平々凡々な小道具だ。とはいえ、ほんとうに面白いのは、諸君ら――全員――がありふれた小道具だということだよ」
『ベヴァリー・クラブ』(ピーター・アントニイ) pp.270

ある殺人事件の容疑者が無罪判決直後に事故死。その後、仲間が事件の真相を探るが、事件関係者すべてに動機があり、さらにすべてのアリバイがねつ造されていた! 二転三転する「真相」に驚天、『衣裳戸棚の女』『アマデウス』の著者による傑作長編。

評価:★★★☆☆


『ポジオリ教授の冒険』(T・S・ストリブリング) - 2008.11.30 Sun

ポジオリ教授の冒険 (KAWADE MYSTERY)

「ゲレマン夫人、これまでの科学研究では、所有者の思考作用によって模造真珠が本物の真珠に置き換わるという可能性は認められておりません」
ポジオリ教授の冒険』(T・S・ストリブリング) pp.10

『カリブ諸島の手がかり』 でミステリ・ファンを虜にした名探偵ポジオリ教授が帰ってきた。『カリブ諸島』 番外篇ともいうべき 「パンパタールの真珠」 を巻頭に、姿なき脅迫者に怯える男に助けを求められ、ポジオリが超自然的な事件に遭遇する力作中篇 「つきまとう影」、失踪した女性が残した一枚の写真から驚くべき真相を解き明かす 「尾行」 など、長く雑誌に埋もれていた幻の第2期シリーズを集大成。

評価:★★☆☆☆


『検屍審問』(パーシヴァル・ワイルド) - 2008.11.17 Mon

検死審問―インクエスト (創元推理文庫)

リー・スローカム閣下が検死官としてはじめて担当することになったのは、女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件だった。女主人の誕生日を祝うために集まっていた、個性的な関係者の証言から明らかになる事件の真相とは? そして、検死官と陪審員が下した評決は? 全編が検死審問の記録からなるユニークな構成が際立つ本書は、江戸川乱歩が絶賛し、探偵小説ぎらいのチャンドラーをも魅了した才人ワイルドの代表作である。解説=杉江松恋

評価:★★★☆☆

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30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

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