世には凄い作品があったものだ!本当に凄すぎたので、読み終わった後、思わずネットで感想を調べてみました。案の定、ボコボコに批判されまくっていたから、扱き下ろすような意見は言わないようにしようと決めました。
そもそも、『リアル鬼ごっこ』なる作品が書店で売られていたことは知っていたけれど、全く興味もなく、世間の評判も気にしたことなかったし、読もうという気すらなかったのだけれど、映画館で出会いました。MOVIXで『ディスタービア』を観に行ったときの予告編で流れていたため、折角なので読んでみたわけです。
マイケル・グルーバー著『血の協会』は上下巻でおよそ800ページ。読むのにかかった時間は6~7時間はかかったのに対し、『リアル鬼ごっこ』は300ページで読むのにかかった時間は45分程度。「これって、小説?」ってのが、率直な意見。
全国の佐藤さんが鬼に狙われる。捕まったら死ぬという設定は好き。
全国500万人の佐藤さんと全国100万人の鬼の対決なんて、こりゃあ、壮絶な知的ゲームが繰り広げられるんだろうと思ったのに~。主人公は陸上のエースで、ただ走るのが速いだけ。鬼は追うだけ、フツーに逃げるだけなのです。それも闇雲に。
僕がもし佐藤さんだったら北海道の山中に逃げ込もうと思うのですが、どうでしょうか?
まあ、こんな作品に感想を書くことすら無駄なので、ここらへんで……