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2017-09

『海を失った男』(シオドア・スタージョン) - 2006.04.17 Mon

海を失った男 (晶文社ミステリ)

白痴の少女の美しい手に魅入られた青年ランは、その手を我が物とするために少女の家に移り住むが…エロスとタナトスの極致ともいうべき異形の愛をえがいた絶品「ビアンカの手」、頭と左腕を残して砂に埋まった男の内的世界を追求して圧倒的な「海を失った男」、交通事故で妻を亡くした男が、墓地で出会った不思議な男に墓を“読む”術を習う「墓読み」の三大傑作に、本邦初紹介の力作中篇「成熟」「三の法則」「そして私のおそれはつのる」、さらに名短篇集『一角獣・多角獣』から「シジジイじゃない」「ミュージック」を収録。めくるめく思考のスリルと異様な感動に満ちた不滅のスタージョン・クラシックス。

評価:★★★☆☆

『誰でもない男の裁判』(A・Z・H・カー) - 2005.12.24 Sat

誰でもない男の裁判 (晶文社ミステリ)

「もし神がいるのなら、おれを殺してみろ!」無神論者の作家が講演中に叫んだ次の瞬間、一発の銃弾がその胸を貫いた。逮捕された犯人はただ「声」に命じられたと繰り返すのみ。名無しの男に対する擁護運動が盛り上がるなか、現場に居合わせたミラード神父は事件の調査委員長にまつりあげられてしまう。しかし、全国から寄せられた手紙の一通に男が異様な表情をみせたとき、神父の胸に恐ろしい疑惑が芽生え始める……。

信仰と真実の相剋というテーマに真正面から取り組んだ異色中篇『誰でもない男の裁判』、殺人事件に巻き込まれた詩人探偵がウィリアム・ブレイクの詩から真相に到達する『虎よ! 虎よ!』、ふとしたはずみで娘の可愛がっていた猫を殺してしまった牧師の苦悩を描いて、殺人事件以上の衝撃をもたらす『黒い小猫』など、EQMMコンテスト入選作を中心に、エラリイ・クイーン、山口雅也らが絶賛する短篇ミステリの名手A・H・Z・カーの傑作全8篇を収録。日本オリジナル編集。

評価:★★★★☆


『クライム・マシン』(ジャック・リッチー) - 2005.12.13 Tue

クライム・マシン (晶文社ミステリ)

「ジャック・リッチーはかなりいけます」と、教えてくれたのは、若島正先生です。
『このミステリがすごい!2006年版』 pp.46
「クライム・マシン」担当編集者藤原義也氏のコメントより

「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ」とヘンリーは言った。
 おれは葉巻に火をつけた。「ほう、そうかね?」
「もちろん、あなたにはわたしは見えませんでしたけどね」
 おれは笑みを浮かべた。「タイム・マシンに乗ってたってのか?」
 ヘンリーはうなずいた。

『クライム・マシン』 pp.8 /『クライム・マシン』(ジャック・リッチー)

「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ」―殺し屋リーヴズの前に現れた男は、自分はタイム・マシンであなたの犯行を目撃したと言った。最初は一笑に付したリーヴズだが、男が次々に示す証拠に次第に真剣になっていく。このマシンを手に入れれば、どんな犯罪も思いのままだ…。奇想天外なストーリーが巧みな話術で展開していく「クライム・マシン」、ありふれた“妻殺し”が思わぬ着地点に到達するMWA賞受賞作「エミリーがいない」をはじめ、迷探偵ヘンリー・ターンバックル部長刑事シリーズ、異常な怪力の持ち主で夜間しか仕事をしない私立探偵カーデュラの連作など、オフビートなユーモアとツイストに満ちた短篇の名手、ジャック・リッチーの傑作17篇を収録したオリジナル傑作集。

評価:★★★☆☆

『このミステリがすごい! 2006年版』 1位
『本格ミステリ・ベスト10』 7位 


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30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

海外ミステリが好きです。
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