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『叫びと祈り』(梓崎優) - 2013.01.14 Mon

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)

「メチャボも?」
「ばか、メチャボが持ってるわけないだろう」

『祈りと叫び』(梓崎優) pp.20

砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作。

評価:★★☆☆☆

 『このミステリーがすごい! 2011年版』 第3位


ランキング誌では軒並み上位にランクインしていて気になっていた作品です。
雑誌社で働く斉木が主人公で、以下の5作が収録されています。
・『砂漠を走る船の道』
・『白い巨人(ギガンテ・ブランコ)』
・『凍れるルーシー』
・『叫び』
・『祈り』

2008年ミステリーズ!新人賞受賞作である『砂漠を走る船の道』を読んだ瞬間、僕はもうもうダメなのかもしれないと思ってしまった。
ネタはしっかりと理解しているつもりなのに、ぴんとこない。
その他の作品も、ネタが明かされた瞬間に感じるのは、「フーン」って感覚。
合わないのか、自分の理解力が減ってきているのか、作品の善し悪しを評価するというステージに立てないまま、読み終わってしまった。

異国を舞台にして、日本人の一般常識的な感覚と、現地人の論理との差を、巧く利用した作品です。
舞台も近代化された都市ではなく、砂漠であったり、ジャングルであったり、宗教であったり、主人公斉木との認識の差が大きいほど、真相が明かされた際の落差大きく、驚きも大きい。

作品が評価された理由を理解しつつも。。。
物語の6割くらい過ぎた後に事件が起こるというタイミングが少し遅いのかな。

梓崎優という作家、基本的には、米沢穂信だったり、辻村先生だったり、道尾秀介だったり、新本格のネクストジェネレーション的な作家ですね。
叙述! カタカナ表記! 万歳!的な。

aaaa

● COMMENT ●

Cozyさん、こんばんは~♪

どうやらCozyさんに合わなかったようで、ちょっとしょんぼりしております(笑)
自信を持ってオススメした作品だっただけに、申し訳ないです~;
ホント、ごめんなさい(。-人-。)

>叙述! カタカナ表記! 万歳!的な。

あ~~確かにそれはありますね!(笑)
ちょっとあざとさを感じさせる部分も、なきにしもあらずという感じで(=v=)
そういえば初期の辻村作品を読んだ時にも、2作連続で「あれれ?」と思った事を思い出しました。
同じ叙述トリックでも、やっぱり騙されちゃうんですね~^^
次こそは、きっとCozyさんにも気に入って頂けるような作品を紹介したいです☆

そうそう、今日から「シンドロームE」読み始めました!
初っ端から怖くて、読み進めるのが楽しみです♪

nanaco☆さん、こんばんわ。

個人個人の好みが分かれていた方が、感想を読んだときの読み方であったり、考え方であったりが違うので、楽しいですよね。
万人受けするような面白い作品は、ランキング誌を読めば、情報収集は出来ますし。
僕としては、作品の好き嫌いをはっきりさせた方が良いと思っています。

『冷たい校舎~』も、『子どもたちは~』も、確かにカタナカ表記とか、叙述色とか強いですよね。
嫌いじゃないんですけれども、叙述トリックの作品って、作品の中身よりも、だまそうという叙述トリック自体が物語の主体になりがちなので、小説としての魅力が小さくなることが多いところが欠点なのかなと思います。
ただ、『叫びと祈り』とか『冷たい校舎~』は、小説としてのクオリティも高いとは思いますが。

『シンドロームE』の感想を期待しています。
挫折しなければいいですが(笑)

どんなお話かすっかり忘れてしまい、デレさんのレビューを読んでおぼろげに思い出してる始末です。
この作品って高評価でしたよね。「…なんで高評価??」っていう感覚だけ残ってます。

この世代の作家が面白く読めれば、もっと読書の幅も拡がる気がしますが、
こればっかりは合わせようがないですもんね。
歳とるのってヤだわー(笑

忘れてしまう程度の。。。

がるさんの感想を読んで、僕と同じような感想だなと思いました。
この作品って、ランキング誌の上位にランクインしてましたよね。
僕の場合は、頭では上位ランカーになってもいいかもしれないなと思った一方で、個人的には面白くなかった(合わなかった)作品でした。

新本格以後という枠では、この世代の作家って、僕と同じようなミステリを読んで育ってきた世代だと思うんですよね。(ほとんど想像ですが)
ミステリに対する姿勢は基本的には同じだと思うのですが、海外ミステリを指向したところから、国内ミステリに対する思い入れがなくなってしまったような気がします。
新本格や新本格以後の作家は、緻密というか、繊細というか、重箱の隅をつつく感じというか、そんな感覚がして、翻訳ミステリのスケールの大きさだとかエンターテイメント性とは方向性が結構違う気がしています。
『ジェノサイド』って、国内ミステリにない感じの壮大なスケールの話だったぞっ的な。


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Amazonのページはこちら→叫びと祈り (ミステリ・フロンティア) 叫びと祈り 著者:梓崎優 評価: 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 砂漠を行くキャラバンを襲った連続

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Cozy

Author:Cozy
30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

海外ミステリが好きです。
読むペースに波がありますが、よろしくお願いします。

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