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2017-05

『クローバーナイト』(辻村深月) - 2016.12.30 Fri

クローバーナイト

子どもを保育園に預ける親にとって、“お迎えを忘れる”ことほど怖いものはない。
『クローバーナイト』(辻村深月) pp.6

家族の幸せを守るべく、新米騎士(ナイト)・鶴峯裕が右往左往しながら奮闘中。

ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして――。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家は、子育てにまつわる数々の試練を乗り越えられるのか!? 直木賞作家・辻村深月が贈る、子育て世代への高らかなエール!

評価:★★★☆☆



あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

辻村先生の新刊『クローバーナイト』です!
辻村先生の新刊は、いつも発売して一週間以内には読み終わっているのですが、『クローバーナイト』は1ヶ月以上たってしまいました。
本当に去年は少し忙しかったです(涙)

さてさて。
本書の感想ですが。

2人の子供を持ち、保育園に通わせている鶴峯夫婦が主人公の物語です。
鶴峯夫婦の子供2人は、共に「ゆりの木保育園」に通っていて、5歳の莉枝未(♀)はメロン組で、2歳の琉大(♂)はイチゴ組。
2人とも、問題のないいい感じの子供たちです。

夫婦の方というと、父親の鶴峯裕は超イクメンで、会計士の個人事務所に勤務しつつ、勤務時間に配慮してもらっていて、基本的には保育園の送り迎えをしています。
一方、母親の志保は、ファッション関係の会社を立ち上げており、仕事が忙しい。

物語は、そんな鶴峯夫婦を取り囲む環境の中で、「ゆりの木保育園」でのママ友間での噂話だったり、会計事務所のクライアントからの保活の相談であったり、日常生活を続けていき、育児に関するテーマが描かれる中で、何だか違和感を感じる父親の裕がその違和感を紐解いていくというもの。

ジャンルとしては、所謂、日常ミステリではあるけれど、大きな事件は起こることはなく、ちょっとネタが弱かった(緩かった)かな。
というよりも、不倫疑惑、保活、お受験、誕生会等々、幼児年代の育児が各物語のテーマであって、ミステリというより、育児小説色が強いです。
連載していたのも、『VERY』という30代向けのファッション雑誌の連載ですしね。

一方、保育園ネタは、共感できることが満載な部分も。
僕も鶴峯一家とほぼ同じ家族構成(30代、共働き、子供2人、保育園通い)で、違うのは2人目性別と年齢くらい。
家庭の事情で、土曜日の保育園のイベントは、自分1人で参加することが多く、父母会なんかでは、ママさん9割、パパさん1割という中で、肩身を狭くしていることも多いですが、本作の鶴峯裕はなかなかやるなと思ったりしてました。
(まあ、保活は色々とやったのですが、僕はほとんど実施せず)
そんな共感するところもあれば、幼稚園での小学校お受験対策の話であったり、自宅での誕生日会等は、世の中そんなに大変なのかと思ったり。

各話は、短編でテーマが決められており、例えば、最初の『イケダン、見つけた?』では、メロン組の母親の不倫疑惑なのですが、なぜそんな噂話が広がっていったのかというところとか、何がそのすれ違いを生んだ原因なのか、それを探偵役(?)の鶴峰裕が拾っていくのですが、物語の締めと一発っていったところで、物語全体は育児の話がてんこ盛りです。

それでは、今年も1年間よろしくお願いします。
もっと読書しなければ。。。


aaaa

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30代。サラリーマン。電気屋。休日読書。休日子守。読書量減。減。

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